CNN10は中高生向けのニュースサイトで約10分ほどの英語ニュースを発信しており、以前はトランスクリプト(英文原稿)も掲載されていたが、最近は掲載されなくなってしまった。CNNのNews central などの大人向けの番組のtranscriptは掲載されているが政治や法律の専門的な話が多く普通の日本人には背景知識が無いので分かりにくいことが多い。その点CNN10は科学から経済など幅広いテーマを扱うのでなじみやすい。トランスクリプトがあっても明らかに男性の要人をsheと書かれていたりすることもあり、ロボットでもheとsheの聞き分けが難しいのかと自分としては安心することもある。それでもトランスクリプトがあれば話の内容は大体わかるので英語の勉強に欠かせない。
筆者の場合はwindows11の上でブラウザーとグーグルドキュメント、それに音声録音に使うソフトaudacity、音声再生にメディアプレイヤーである。これらのソフトの利用の仕方等はネットで詳しく解説されており、必要に応じてAIに聞くこともできる。
ただこれだけの作業である。
パソコンの使用環境によってソフト等の使い方は異なるだろうが、技術的なことはネットで調べたりAIに相談しながら試行錯誤する必要があるかもしれない。
筆者の場合はマイクの画像をクリックしても音が聞こえませんと表示されてしまい、その理由がわからなかったが、色々調べてみるとマイクの使用が許可しない設定になっていたので許可するに訂正し、また入力のデバイスにステレオミキサーが選択されていなかったのでステレオミキサーを入力デバイスに設定したところ、すべてうまく機能するようになった。これらはwindowsの設定>システム>サウンド で確認できた。
この作業は少々紛らわしかった。windows11 を例に振り返ってみると
windows設定>システム>サウンド
この画面の下のほうに 入力 という項目の下に
会話または録音用のデバイスを選択 ステレオミキサーと表示されていればO.K.である。もし
入力デバイスが見つかりません
と表示されていればその箇所をクリックするとステレオミキサーが無効と表示されている。そこをクリックすると
全般
オーディオ 許可
の画面が出るので 許可 をクリックすると 許可しない が表示される 。
ひとつ前の画面に戻すとステレオミキサーが無効から既定のデバイスに変わっている 。これでO.K.である。ここの許可、許可しないの意味がすこし紛らわしかった。
このように何かと試行錯誤で若干時間を要したが最近はAIに質問できるので以前よりは便利になったと思う。
なお 録音するのも面倒くさいという人にはPBS放送のwww.pbs.org/newshour/tag/transcripts
も便利かもしれない。完全なtranscriptとともに短いニュースが見れる。日本の新聞記事で米国の会計士が職業訓練校に通い配管工に転職して年収が大幅アップしたという話がでていたが、PBSニュースでも、その数か月も前に米国では大学に進学せず熟練工を目指す人が増えてきたというニュースがアップされていた。このような世代をツールベルト(工具ベルト tool belt)
generation と呼ぶらしい。AIとの競合を避ける試みが模索され始めているのかもしれない。
近年はAIに人格権(AI personhood)を認めるか否か、責任主体の分担などの議論は始まっているが、現在のところは結果責任を負うのは人間の責任者しかいない。この一番身勝手で面倒臭い人間との交渉、利害や責任分担の調整はやはり泥臭い人間にしかできない。AIにはできない仕事は人間が担いAIの得意な分野はAIの力を借りると行ったAIとの協働が必要だろう。
どのような時代でも国語力、英語などの語学力に秀でた調整役、説得役は必要とされる。国語力は日本語のコミュニケーション能力を高めるだけでなく、自動翻訳にフレンドリーな文章作りにも役立つだろう。これはAIとの協働の一例となるだろう。更に欲を言えばAIとケミストリーが合うPythonを第二外国語のような感覚で少し読み書きできればAIと人間との優れた同時通訳者になれるだろう。複雑なコードはAIが書いてくれるので課題を的確にAIに伝える言語能力が重要となる。
余談になるが、高齢者がいまさら英語の勉強をしてどうすると思う人もいるかもしれない。ダンテの神曲の地獄篇によれば入り口でミノスが仁王立ちして罪業を糺すようである。日本語が通じず英語で糾弾された場合に何を言われているのか全く分からず、ただニコニコしていると大変な事態になってしまうだろう。英語が何とか聞き取れれば身振り手振りで弁明の一つもできるかもしれない。終活には英語のヒアリングの勉強は欠かせないだろう。