少年肖像
(宇都宮美術館 所蔵)
文化遺産オンラインに画像が掲載されている。
1925年(大正14年)に岸田劉生は少年肖像を描いた。
その時にモデルとなった村上巌が晩年になって近代美術館で講演をするための準備に吹き込んだテープが最近になって見つかった。テープは2時間近いが、その中でモデルになった時の思い出を語った部分の一部を、ここでご紹介させていただく。録音は1979年4月27日に国立の自宅で行ったものである。
音声ファイル(WMA) (約9M サイズ) はWindows Media Player などで再生できる。
音声ファイル(MP3) (約9M) MP3対応
(注)
国立近代美術館で没後50年記念 岸田劉生展が1979.4.6 - 5.27
開催された。その時、日時は不明であるが、講演会も行われ、村上巌は岸田劉生の想い出を語った 。
https://www.momat.go.jp/exhibitions/226
講演会
岸田劉生と大正美術 / 富山秀男
岸田劉生と小出楢重 / 嘉門安雄
岸田劉生の東洋主義 / 東珠樹
岸田先生の思い出 / 村上巌
1991年11月3日にNHK教育テレビで放送された日曜美術館では京都時代の劉生を取り上げており、麗子舞姿とともに少年肖像の制作過程について語られている。村上巌がモデルになったときの思い出などを自身で語った映像が含まれている。
村上厳は無名で偏屈な画家だったが、生涯を画家一筋で終えた。