サイト管理者のProfile
F Murakami
戦後まもなくの、いわゆるベビーブーマー世代の初期に属する
〔資格等〕
システム監査技術者
システム監査学会会員
国際公認投資アナリスト(CIIA)
日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
経済学修士 統計学専攻
昭和56年公認会計士第3次試験合格
〔職歴等〕
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程 森田優三ゼミ 修了
森田先生は当時、青山学院大学の教授で外部講師としてゼミを持っておられた。1969年4月から1971年1月頃までゼミでJohnstonのeconometric
methodsを教材として使った。リプリント版が比較的安価で学生でも買える本であった。当時はパソコンはおろか電卓もなく、そろばんと計算尺しかない時代だった。大型の電算機はあったが気軽に使えるものではなかった。テキストの読み始めは線形代数に多くの時間が費やされた記憶がある。1年目は受講生は自分一人だったので大変に貴重で贅沢な時間を過ごせたので恵まれていたと思う。一橋大学教授の山田勇先生も計量経済学の講義をされていた。受講生が5~6人だったので近所の喫茶店で先生を囲んでお話しをうかがうことが多かった。今でも印象に残っていることは、これからの経済予測ではマルコフ・チェインが
有望だと話しておられたことである。当時は何か面倒臭い行列の掛け算をするもの程度の知識しか無かったが、最近の時系列分析ではMCMC(マルコフ連鎖モンテカルロ法)が実際に使われており、先生は50年先を見通しておられたのかと驚いている。当時の大学院では資格試験の勉強をしているなどと知られると学究の徒にあるまじき行いとして蔑まれる風潮が一般的にあった。しかし、人知れずに、たまたま幾つかの資格試験に通ったので学校修了後、財団法人 日本不動産研究所、等松青木監査法人(現 監査法人トーマツ)などに勤務できた。監査法人では海軍や陸軍の経理学校出身の会計士や本省OBの先生もおられた。実務については多くの先輩や顧問の先生方から大変に厳しく鍛えられた。当時はパワハラなどという概念はなく、OJT(on the job training)と呼ばれていた。当時の経験は一生の宝ものとなっている。仕事の配属で本省OBの会計士、弁護士の諸先生方とも親しくなれたことで後に独立することができた。しかし、独立後、あっと言う間に30数年過ぎてしまい、自分の趣味に専念するために引退した。学生時代にもう少し詳しく勉強したかった計量経済学や統計学を老後の趣味として学び直し始めた。若い頃、やむを得ず生計を立てるために中断した勉強であったが、ネットやAIの発達のお蔭でコストをかけずに再学習できる環境となった。現役の若い時代に副業としてファイナンス関係の教育にも関わったこともあって統計ソフトRなどによる金融データ分析に専念する巷の自由研究家風情となった次第である。自習した初等的な事項でも学び直しの喜びがあるのでブログ風に勝手気ままにゼミで学習発表する気分で駄文を書いている。
好きな言葉
一匹狼 野武士
英語の言葉では
glass half full
最近、CNN10で見て気に入った言葉に
opportunityisnowhere がある、
人によっては
opportunity is nowhere と読む人もいれば、
opportunity is now here と読む人もいるだろう。
お先まっ暗でもうダメだと 困ったときに、ちょっと気分を変え、見方を変えれば何か打開策、解決のヒントが見えてくるかも知れない。
好きな本
外交談判法(カリエール著 坂野正高訳 岩波文庫)
本の タイトルは強烈に見えるが17世紀のフランス、スペイン、教皇領などヨーロッパ諸国の外交の舞台裏を少しうかがえて興味深い。また、外交における、バイ(bilateral)の交渉について教えられるところが大変に多い。巻末に小さな活字による詳細な訳注と解説があり、専門書数冊分の情報が圧縮されているような印象を受ける。
カリエールの生涯については訳書(206~218ページ)の解説で紹介されている。当該訳書の表現によれば、背が高く、実務の才と機略に富み、節制家、勤勉家で終生独身で、逝去したあとにノートルダム寺院の傍にあるカトリックの病院に遺産の大部分を遺贈したという話しである。
AIで調べたところ、この病院(オテル・デュー(Hôtel-Dieu))
は現存しておりパリ公立病院連合(AP-HP)に属する総合病院で
建物の歴史も古く、一部は歴史的建造物として登録されているそうである。真偽のほどは検証していないが、ハルシネーションだったとしても
夢のある話しで何か小説のネタにでも使えるかもしれない。ハルシネーションには注意すべきだろうが場合によってはそれが新しい発見や
新理論のヒントや触媒になるかもしれない。楽観的に見ればAIはdivergent thinkingツールとしても使えるだろう。
この外交談判法は特に外交官でなくても、この生きづらい世の中で、上司も部下も全く不用といった独立系の普通のフリーランサー(特に光り輝くような才能、技術に恵まれているわけでもなく、ただ地道に努力だけは続けるタイプ)が糊口を凌いで生きてゆく上でも大変に役に立つ名著だと思う。